@charlotte.hudders/Tarrago Ambassador
スニーカーを自分好みのデザインにカスタムできるタラゴ スニーカーペイント。
イラストを描くもよし、全体に塗布してカラーチェンジしてもよし、様々な使い方のできる優秀な塗料です。
実はこちら、商品名が“スニーカーペイント”となっていますが、スニーカー以外にもご使用いただけるのはご存知でしょうか?
このように、デニム生地のトートバッグにポイントとしてメッセージを添えることも可能です。
スニーカーペイントは、顔料の濃度が高いので布地でも着色力が高く、摩擦や屈曲に対する耐久性にも優れているので簡単に剥がれることもありません。
布地のトートバッグの他には、Tシャツやレザーバッグなど、ありとあらゆる物へ使用することができます。
無いなら作ればいい!
頭の中で思い描いているデザインを現実世界で見つけることは相当難しいので、どこかしら妥協は必要になります。
もしも、「デザインは完璧だけど色が気に入らない…」という不満が解消されるなら、そんな嬉しいことはないですよね?
そんな願いを叶えてくれるのが、スニーカーペイントなのです!
この記事が皆さんの元へ届く頃には、すっかり秋の気配を感じる季節になっているかもしれませんが、記事を書いている現在は夏真っ盛り!
筆者(女性)は毎年、夏にはほぼサンダルを履いて過ごしているのですが、どうしても見つからないのが“グリッターのフラットヒールのサンダル”です。
キラキラしたサンダル=セクシーな印象だからか、ヒールの高いデザインではよく見かけますが、スポーティーに履けるデザインではあまり見かけません。
暑い日に街へ繰り出して1足のサンダルを探し回るのも億劫なので、それであれば、涼しいクーラーの効いたお部屋でカスタムしてしまおうと思いつきました!
キラキラにカスタマイズ!
スニーカーペイントの中でも一際目立つのが、ザクザクのラメが特徴のグリッターシリーズ。
左)#550.グリッターゴールド 右)551.グリッターシルバー
思いっきり派手にしたい時や、ちょっとしたアクセントに欠かせないグリッターの使い方には意外な裏ワザがあるんです。
今回は、カスタムの完成度がぐっとアップするちょっとした裏ワザを取り入れたスニーカーペイントの使い方をご紹介するので、ぜひ最後までお読みくださいね。
カスタムするのは、筆者が10年前に購入して最近はなかなか履く機会がなくなったサンダル。
くたびれてしまったブラックを鮮やかなグリッターゴールドへ変身させて、捨ててしまう前にもう一花咲かせることにしました。
【カスタムするアイテム】
ブランド:ビルケンシュトック
素材:フェイクレザー
色:ブラック
♦下地作り♦
①ブラッシングでホコリを落とす
しばらく放置されていたのでホコリや砂が付着しています。
このままスニーカーペイントを塗布してしまうと、塗料に混ざってしまうので必ず綺麗にしましょう。
ブラッシングに使うのは、タラゴ スニーカーダストリムーバーブラシ。
長くて柔らかい化繊毛(PP)が小さな隙間に入った取りにくいホコリも取り除いてくれます。
②ペイントする部分をサンディング
表面をなめらかにしてスニーカーペイントの定着をよくするために、800番手のサンドペーパ―でサンディングします。
サンディングで出た粉も、スニーカーダストリムーバーブラシを使えば簡単に落とすことができます。
③ペイントする部分を整える
タラゴ コンディショナーで、サンダルにもともと付着している仕上げ剤などを綺麗さっぱり落とします。
靴クリームなどが付着しているとスニーカーペイントが定着しないので、カスタム前には下処理が非常に重要です。
☝ここでワンポイントアドバイス!
せっかくコンディショナーで拭き取ってもベタついた状態のままだと、またホコリが付いてしまうので、乾く前にクロスで乾拭きすることがコツです。
④ペイントしない部分をマスキング
塗料が付着してはいけない部分をマスキングテープでカバーします。
♦ペイント♦
①#503.ゴールドを塗布
さっそくグリッターゴールドを…と言いたいところですが、ここからが裏ワザとなります。
いきなりグリッターゴールドを塗布してもいいのですが、グリッターゴールドはラメの粒子が荒いので、ギラギラ感を強調したい場合は何度も塗り重ねる必要があり大変です。
なので、下地にアイシャドウのようにきめ細かいラメの#503.ゴールドを塗布することをおすすめします。
塗料が分離している場合があるので、必ず塗布する前に筆でかき混ぜましょう!
☝ここでワンポイントアドバイス!
少量を筆先につけて、小刻みに筆を動かすと塗りムラができにくいです。
塗料の量が多すぎるとダマになりやすいのでご注意くださいね。
また、毛が抜けやすい筆を使うと塗面に毛が付着して大変なので、使用前に筆の状態をチェックしておきましょう。
全体を塗り終えたら、定着させるために30cmほど離した場所からドライヤーの温風を約30秒かけたあと、少し置いて冷まします。
▼#503.ゴールドのみを塗布した状態がこちら
これだけでもシンプルな仕上がりで、すっかりイメチェンができましたが、目的通りまだまだキラキラを足していきますよ!
②#550.グリッターゴールドを塗布
均等にゴールドを塗り終えたら、主役のグリッターゴールドの登場です。
お好みのキラキラ感になるまで数回塗り重ね、こちらもドライヤーの温風を約30秒かけて定着させます。
☝ここでワンポイントアドバイス!
乾いた後、スポンジでくるくると円を描くようにこするとラメが均等になじんで定着するので、さらにクオリティの高い作品を目指すなら試してみてください。
スポンジは、小さくカットすると使いやすいです!
♦仕上げ♦
完成しました!
元々のブラックがまったく透けることなく綺麗なゴールドに変わり、キラキラしたグリッターサンダルになりました。
あえてバックルはブラックのままにしましたが、コントラストが良い感じです。
そして、なんといってもタラゴ スニーカーペイントの凄さは、完全に乾いた後は触れてもラメが手に付かないところです。
定着力のすごいタラゴだからこそできるカラーチェンジ術だと実感できます。
♦成功への裏ワザその2♦
マスキングをサボったせいで、塗る予定のなかったバックルに塗料がついてしまいました…。
そんな時にも、コンディショナーで拭き取ればOK!
布地などは時間が経ちすぎると取れにくくなるので、気づいた時に取り除くようにしてください。
♦成功への裏ワザその3♦
塗料が固まって塗りづらい場合は、仕上げの手順で色止め剤として使用したスニーカーペイント コーティング・薄め剤と混ぜ合わせると、塗りやすい粘度に調節できます。
こちらはコーティング効果だけでなく、薄め剤として塗布しやすい粘度へ戻してくれる効果も持ち合わせているスニーカーカスタムに欠かせないアイテムです。
固まったまま塗布すると、不自然な厚塗りになるので粘度調節は大切です。
▼固まったまま塗布すると、ムラになります。
今回の記事は、YouTube動画でもご覧いただけます!
【プロのテクニック教えます】ビルケンをカスタムして、この夏は派手に乗り切る!【スニーカーペイント】
グリッターのテクニックはサンダル以外でも応用できますので、ぜひキラキラさせたい時は参考にしてみてくださいね♪