色をこよなく愛する画家・momocoに世界が魅了される理由

2022/9/6 記事を更新しました。

momoco sneakerscare.jp

「色」をこよなく愛する画家〝momoco〟

去る4/28(木)に生放送された渋谷クロスFMラジオ『おーたPの部屋』に、タラゴオフィシャルアンバサダーのmomocoさんがゲスト出演されました。

ラジオパーソナリティのおーたPこと太田勝己さんとのトークでは、momocoさんの作品に対するこだわりやパーソナルな魅力が存分に引き出され、生放送の終盤には、momocoさんがタラゴのスニーカーペイントを紹介してくださる場面も!(ありがとうございます!)

生放送終了後のインスタグラムでも、momocoさんの手にはスニーカーペイントが包まれています。

今回は、そんな生放送でmomocoさんが語った素顔と、筆者が感じた魅力をたっぷりとお届けします。


ファッションからアートへ…華麗な転身

白のトップスに鮮やかなグリーンのスカートという、momocoさんが〝こよなく愛する〟ビタミンカラーを見事に取り入れたファッションで登場。

2022年春夏のトレンドカラーのひとつでもあるビビッドなグリーンを着こなすあたり、さすがは元大手アパレルブランドのデザイナーであり、色彩を操る画家として大活躍されていることに納得してしまいます。

 

momocoさんは、ファッションデザイナーから画家へと転身した異色の経歴の持ち主。

もともとアートが好きだったが、画家1本で食べていくのは難しいという理由から、デザイナーとして勤めながら、仕事終わりに朝までクラブでライブペイントをする日々を過ごしていました。

「名前を広めたい」一心で、都内のクラブにはほとんど顔を出し、絵を描き続けること7年。

最初は思うように軌道に乗らず苦戦したが、1つ1つの仕事を大切にし、地道な努力を積み重ねたことで次第に知名度は上がり、アートの仕事が増えたことを機に、意を決して画家へ転職されました。

画家として華々しいデビューを飾ったmomocoさんは、現在では国内外に飛び回り数々の展示会やイベントに出演。最近ではサステナビリティ活動にも精力的に取り組み、社会貢献にも力を注いでいます。


〝タコ〟は優秀な彼氏!?

代表作・私の彼氏はタコだった sneakerscare.jp
私の彼氏はタコだった sneakerscare.jp
私の彼氏はタコだった sneakerscare.jp
私の彼氏はタコだった sneakerscare.jp

momocoさんの描くアートはとてもカラフルでユニーク、そしてエロティック。

代表作「私の彼氏はタコだった」は、〝春画〟を現代風ポップアートに変身させたmomocoさんの感性が光る作品です。

春画とは、江戸時代に流行した性風俗を描いた絵画。現代では猥画とも呼ばれ、アンダーグラウンドな話題としてタブー視される声もありますが、momocoさんはそれらをアートとして表現し、自らの作品に反映させています。

 

今年4月には、大阪高島屋にて掛軸作品を世界に広げるアートグループ「kakejiku art」主催の展示会に参加し、momocoさんのご出身地である岐阜県の掛け軸工場で職人と完成させた「私の彼氏はタコだった」の掛け軸アートを展示。

掛け軸の配色バランスにもこだわり、額縁とはまた異なる魅力を発信し、和の伝統工芸と現代アートのフュージョンが実に面白い作品となっています。

ちなみに、momocoさんいわく、タコは調べれば調べるほど面白い生態で、人間に変換したら〝優秀な彼氏〟とのこと!想像が膨らむアートですね。


壮大なキャンバスに描かれる〝和〟との融合

momocoさんは、ライブペインターとして巨大なアート作品を描くことでも有名です。

WBF新大阪スカイタワーホテルの壁画アート sneakerscare.jp

WBF新大阪スカイタワーホテルの壁画アート

富嶽三十六景をイメージした壁画アート sneakerscare.jp

富嶽三十六景をイメージした壁画アート

こちらの作品は、大阪にあるWBF新大阪スカイタワー(現アパホテル)の屋上にて、アートディレクションを担当された壁画アート。

なんと命綱なしで描かれたんだとか。

絶景に浮かぶ女性が、空を泳ぐ姿をイメージされています。

当ホテルの1階ロビーには、葛飾北斎の富嶽三十六景をイメージしたアートも手掛けられており、こちらはローラー1本のみを使い完成させたとのことです。

先述した掛け軸アートもそうだが、「日本で生まれたから、和との融合をアートにして世界に発信していきたい」と、キラキラした目で語られていました。


刹那的な作品に込める想い

八丈島 フラワーアート(2022年4月) sneakerscare.jp

八丈島 フラワーアート(2022年4月)

GINZA SIX フラワーアート(2021年3月) sneakerscare.jp

GINZA SIX フラワーアート(2021年3月)

また、ペイントを使ったアートだけでなく、本物の花を使ったフラワーアートも手掛けられています。

 

最近では、八丈島で開催された80,000本のフリージアを使ったインフィオラータ(※)をデザイン。

八丈島で見ることのできるザトウクジラの実寸大を描き、10m×10mという壮大なスケールの巨大アートとなりました。

200人の参加者たちが花びらで彩る会場は、花の香りが漂い、凄まじいエネルギーを感じたそうです。

 

※インフィオラータ…花びらを地面に敷き詰めて表現する作品、あるいは技法の総称

数々のmomocoさんの作品を見て、ラジオパーソナリティの太田さんも「色からパワーがもらえる!」と感動されていました。


 

沢井利江 momoco sneakerscare.jp
沢井利江 momoco sneakerscare.jp
沢井利江 momoco sneakerscare.jp

生放送では、momocoさんがジャケットデザインを手掛けたシンガーソングライター・沢井利江さんのアルバム「By your side」も流れ、美しい歌声を聴くことができました。

アルバムには3曲が収録されており、それぞれの曲のイメージに合わせて3つのアートを描かれています。


この時代だからこその〝リップマーク〟

momocoのシンボル・リップマーク sneakerscare.jp
momocoのシンボル・リップマーク sneakerscare.jp

momocoさんといえば、真っ赤な〝リップマーク〟がシンボル。

10年前から描き続けているが、コロナ禍となりマスクで口元が見えない時代に突入したことで、唇から伝わるイマジネーションが感じられるこのマークがさらに好きになったんだとか。

今年2月には、@tarrago_japanとのコラボインスタライブで、タラゴ・スニーカーペイントを使ったレオパード柄の描き方をレクチャーしながらリップマークのアートを生披露!レザーコインケースに描きあげてくださいました。

momoco マリリンモンロー sneakerscare.jp
momoco マリリンモンロー sneakerscare.jp

そして、いよいよ生放送の終盤にタラゴ・スニーカーペイントの話題となりました。

「スニーカーペイントアンバサダー」として、NIKEのエアフォース1にマリリン・モンローをデザインしたカスタムスニーカーが紹介されました。

モンローの色気のある唇に目が行くのは、やっぱりmomocoさんの作品だからかもしれないですね。

 

カスタムスニーカー以外に、momocoさんはキズ補修にもスニーカーペイントを使用しており、ヒールのキズやバッグの角スレなどにも効果的と紹介。

劣化したら捨てて終わりではなく、補修したり、カラーチェンジして新しいものに生まれ変わらせるサステナブルな背景が、今の時代に合っていると語ってくださいました。

今後も素敵な作品で、タラゴがお役に立てることを期待しています!


スニーカーペイントを使ったmomocoさんの作品はこちら。

momoco スニーカーペイント sneakerscare.jp
momoco スニーカーペイント sneakerscare.jp
momoco スニーカーペイント sneakerscare.jp
momoco スニーカーペイント sneakerscare.jp

スニーカーズケア公式サイトでは、momocoさんのペイントカスタムをオーダーできるアーティストページが開設されました。

世界に1つだけの作品で、ぜひ日常をカラフルに彩ってみませんか?

オーダーはこちらから


 

生放送の最後には、momocoさんが夢を語る場面もありました。

momocoさんが掲げた夢は「さらに巨大なアートを描くこと」!!

ギネスに掲載されるくらいのアート作品を手掛けたいとのことです。

ちなみに、現在ギネス認定されている世界最大の絵画は、サッカー場2面分(1,800平米)の作品。

パワフルなmomocoさんなら達成できそうだと思うのは、筆者だけでしょうか…?

 

 

また、お酒が大好きなので、ワインや日本酒のラベルパッケージも手掛けたいとのこと。

アートを描くときはお酒を飲んでいることが多いそうで、「酔拳のように筆が進む」と、とてもアーティスティック(?)な発言も飛び出しました。

画家として活躍するmomocoさんですが、実はかなりのグルメで知られており、インスタグラムでは頻繁に美味しそうな食事をアップされています。

グルメなmomocoさんが手掛けたお酒、ぜひ飲んでみたいですね!

 

momocoさんの魅力とパワーに、今後も目が離せません。

TARRAGO スニーカーケアトータルサイトが、5/10(Tue)にリニューアルオープン!!

スペイン発のシューケアブランド・TARRAGO(タラゴ)のスニーカーズケア公式サイト「sneakerscare.jp」が、2022年5月10日にリニューアルオープンしました。

〝日常に使うスニーカーに愛情を注ぐ〟をテーマに、タラゴが得意とするスニーカーケアのノウハウをたっぷりとご紹介します。

また、スニーカーカスタムの話題も盛りだくさん。タラゴオフィシャルアンバサダーである「cozy.west」「momoco」の特設ページもご用意しております。

スニーカーのことが知りたい時に尋ねたくなる、そんなサイトです。ぜひご覧ください!

スニーカーカスタムアーティストcozy.westが8足同時プロデュースに成功

2022/9/6 記事を更新しました。

cozy.west sneakerscare.jp

cozy.west

世界をも席捲!スニーカーカスタムアーティスト〝cozy.west〟

世界のスニーカーカスタム業界を席捲しているうちの1人〝cozy.west〟(コジー・ウェスト)。

目の前にあるスニーカーを予測不可能なデザインへ変貌させる技術と才能に愛されたスニーカーカスタムアーティストである。

タラゴはそんな彼に惚れ込み、2021年から公認アンバサダーとしてサポートを続けている。

そして彼もまた、タラゴ「スニーカーペイント」のクオリティの高さを認めており、作品ではタラゴ製品が使われている。

まさにパーフェクトと呼べる彼の才能と個性的なキャラクターは、活躍の場を広げ、著名人からの依頼が後を絶たない。

彼の作品の大きな特徴は、単なるアートとして楽しむものではなく、靴は「履くもの」であるという考えを前提としているため、彼が施したスニーカーは激しいストレスがかかっても簡単にダメージを受けたりはしない。

その証拠として、依頼主の中には有名なアスリートも顔を並べている。

数々の作品を見て楽しめるインスタグラム @cozy.west  sneakerscare.jp

数々の作品を見て楽しめるインスタグラム @cozy.west


前代未聞〝8人同時プロデュース〟

今春、そんなcozy.westの周囲が、いつにも増して騒がしくなった。

フォロワーが見守る彼のインスタグラムに、1日おきに投稿される計8枚のスニーカーカスタムの写真。

メンション(写真に関連する人物をタグ付けすること)を辿ると、彼が声をかけ集まったスニーカーカスタムチーム〝塗馬鹿野郎一代(ぬりばかやろういちだい)〟(以下:塗馬鹿)のメンバー達の作品であることが分かる。

 

なんとcozy.westは、同時に8人の作品をプロデュースするという前代未聞の企画をやり遂げていたのだ。

日本一のスニーカーカスタム集団を目指す〝塗馬鹿野郎一代〟

〝塗馬鹿野郎一代〟とは、『塗装で日本文化を盛り上げ、職人を育成し、未来につなげたい』というcozy.westの意志に賛同するスニーカーカスタム集団だ。

もともとは、〝京都靴馬鹿野郎一代〟という集団を率いており、ストリートファッションを中心にアパレル販売にも力を入れていた。

その売り上げの一部をオレンジリボン(児童虐待防止運動)へ寄付するなど、チャリティー活動にも積極的で、職人だけでなく子供たちの未来をつなげる活動もしているというから頭が上がらない。

そんなcozy.westのもとに「カスタム界が低迷しているから、cozyさんの力で盛り上げてくれないか?」という声が届き、カスタムにフィーチャーした塗馬鹿を立ち上げ、現在に至る。

メンバー達はcozy.westを師として仰いでおり、そしてcozy.westも仲間想いで知られている。

相互が共にリスペクトし合っていることが感じ取れるのも、彼らの魅力だ。

スニーカー好きであれば、ぜひ一度「#塗馬鹿野郎一代」で検索し、その世界観に浸ってほしい。


 

cozy.west  sneakerscare.jp

cozy.westの底知れぬ野望と夢

今や、スニーカーカスタム業界でcozy.westを知らない人はいない。

しかし、彼の技術は知られていても、〝伝道師〟として他者に教える力量も持ち合わせていることは、あまり知られていない。それが彼にとってフラストレーションでもあった。

そんな欲求を爆発させ、さらに自分自身を追い込むために立ち上がったのが今回の企画。

彼の熱意に賛同した8人が集まった。

 

驚くことに、塗馬鹿メンバーの全員がプロではなく、趣味でスニーカーカスタムを行っている若者達だ。彼らのインスタグラムにも、日頃からオリジナルのカスタムスニーカーが投稿されている。

cozy.westいわく〝技術も才能もアマチュアレベル〟というが、素人目から見れば全員かなりの実力者揃いだ。

そんな彼らでさえも、今回の企画は「かなり厳しく、過酷な挑戦だった」と口を揃えて言うほど、cozy.westの熱情は凄まじかった。

 

塗馬鹿メンバーそれぞれの希望をヒアリングし、cozy.westがデザインしたものを基にメンバーがカスタムを施した。

「この8足は俺が作ることもできた」とcozy.westは言う。しかし、自身は指導者という立場に徹し、メンバーの技術とスニーカーカスタムへの情熱を信頼し、指1本貸さなかった。

 

製作期間は約2~3カ月。それぞれが本業も抱える中での挑戦に、cozy.westは眠れない日が続いた。

彼のキャリアを以てしても、これまでメンバーが経験したことのない技術をレクチャーするのは並大抵のメンタルではできない。

それでも彼が最後までやり遂げられたのは、メンバーからの底なしの信頼やリスペクトに応えたいというストイックさであり、それこそが、彼の真骨頂である。


そんな8人の〝異次元〟な作品をご覧いただきたい

cozy.westは真っ直ぐな人

 

塗馬鹿野郎一代のメンバーも、ちゃんと人を見られる人間が揃っているから、年齢関係なく対等に付き合える。

cozyさんにも塗馬鹿野郎一代にも感謝しかない。

Instagram @typhoon_koji

ヒールの心電図は、cozy.westとのバイブスが重なった証

 

みんなの最高の作品を作ろうって言ってくれて、各個人に対して一生懸命にぶつかってくれました。

優しいcozyさんのような作品が生まれました。

Instagram @sode11111

やるのは自分、動くのも自分

 

cozyさんからの全力サポート・叱咤激励、塗馬鹿野郎一代クルー達の後押し、全員の絆がなかったら絶対に世に生まれなかった。

だから仲間のことが素直にリスペクトできる。

そんな時間を過ごせた今は感謝の気持ちでいっぱい。

Instagram @marto_man

自分だけだったら絶対に作りきれなかった1足

 

cozyさんは、塗馬鹿メンバー1人1人のことをよく分かっている。

だからこそ妥協もなければ、遠慮もない。

すべてのアドバイスに驚きと期待、まったく異論がない。

それは僕らを分かってくれている証拠。

Instagram @hashidaidan

カスタム熱を蘇らせてくれたcozy.westは本物

 

世の中〝本物〟の人間はそんなに多くはない。

色んなことを指し示してくれる、これが表舞台に上がっていく人。

本物に出会えた自分は恵まれている。感謝。

Instagram @savage_sneakers19

cozy.westは、何度も0から1を作り上げる人

 

cozyさんからのアドバイス、𠮟咤激励があったおかげで作り上げることができました。

cozyさんに、塗馬鹿野郎一代メンバー全員に「ありがとう」の気持ちを。

Instagram @mo_ri_kicks

仲間を、人を、自分を想う気持ち

 

ありがとうの一言。

金じゃ変えられない、人の気持ち。

繋がり、縁をこれからも大切に。

Instagram @shimoshimo00

「真実の目」ブレんと、リアル見ていこう

 

塗馬鹿野郎一代にいて、自分だけでは味わえない世界や経験をさせてもらっている。

失敗しても苦しくなっても、リアルだけは見ていたい。

塗馬鹿野郎一代は、リアルを見ているメンバーの集まり。

「ありがとう」という感謝の気持ち、そしてスニーカーやカスタムを通じての「繋がり」にも感謝です。

Instagram @naotaro157


〝伝道師〟cozy.westが伝えたかったこと

企画をやり遂げたメンバーから溢れ出るのは、cozy.westや仲間への尊敬の念だ。

当然、〝師匠〟に伝授されれば感謝を口にするのは普通かもしれないが、スニーカー1足をカスタムしたことにより、彼らからはまるで人生観まで変わってしまったかのような達成感を感じることができる。

cozy.westは今回の企画で自身の技術を無償提供しているわけだが、技術以上のものを彼らに伝えたかったのかもしれない。

大人になってから人生観が変わるほどの体験をするとは、彼らの生き様が実に羨ましい。

 

昔と比べ、若手の職人が育ちにくいということが危惧されている現代。

時代背景や環境もあるが、師匠と呼ばれる存在が「失敗を恐れ、弟子に仕事を任せない」ことや、「弟子に追い抜かれる恐怖から教えない」ことが原因ではないかと、若者世代は考えている。

片や、そんな若者が、汗水垂らして泥臭く生きることをカッコ良いと思えない時代になったことも大いなる理由ではないだろうか。

 

スニーカーカスタムというニッチな世界において、若い世代からの勢いは脅威に感じるはずだ。本来であれば、自身が生み出したテクニックを簡単に他言したくない職人が多い中で、cozy.westは「ペイントの楽しさと技術を繋げていきたい」と以前から語っていた。

それは純粋にカスタムの魅力を伝えたいだけでなく、cozy.westという存在は次世代に繋げていくべき存在であることを彼が自負しており、その技術を繋げていく力があることを証明できるからこその自信が満ち溢れているからではないだろうか。

 

今回の企画を終え、その力を実証することができた。今後は塗馬鹿という枠を超え、全国規模で〝伝道師〟として拡げていきたいと彼は考えている。

アート、ストリートファッション、音楽… cozy.westはカスタムスニーカーを通じて、日本の未来を支えていく。

 

【要チェック!】スニーカーケアを成功させる3つのポイント!

スニーカーケア成功の秘訣   sneakerscare.jp

2022/9/7 記事を更新しました。

皆さんは、自分が履いているスニーカーについてどこまで把握できていますか?

・素材に何が使われているのか?

・どのような構造なのか?

・キズや汚れはないか?

 

なぜそのような質問をいきなりしたのかというと、今回こちらでお話するのは「スニーカーケアを始める前に必ずチェックした方がいいポイント」というものが存在するからなのです!

 

スニーカーのお手入れで思い出すのが、子供の頃、毎週土曜日になると母が運動靴をタワシでゴシゴシ洗っている姿。

当然、子供の頃は靴のお手入れに関する知識は皆無なので、「面白そう!やりたい!」とお手伝いのふりをして、アワアワになっていく靴を見て楽しんでいた記憶があります。

真っ白なスニーカーが黄ばんだら漂白剤の中にぶち込む光景も懐かしいです。

スニーカーケア ブラシはNG   sneakerscare.jp

今思うと、「う、嘘だろ…?」となってしまいますが、スニーカーのお手入れは革靴のように基本があるわけでもなければ、そこまで慎重に考えている人が少ないので仕方ないことかもしれません。

スニーカーデザインは多種多彩!

しかも、スニーカーと思い浮かべて、どんなデザインのものを思い浮かべましたか?

真っ白なNIKEの エアフォース1が頭に浮かぶ人もいれば、NIKEでもエアマックスの人もいるかもしれません。adidasCONVERSEの人もいますよね。

それほどスニーカーはデザインが豊富で、素材や仕上げ方によってお手入れ方法も変わってきてしまうのです。

それも〝スニーカーケア〟が大多数に根付かない理由なのかもしれませんね。

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チェック項目1.素材は何を使われているか

お手入れしたいスニーカーが、どんな素材なのかをチェックしましょう。

 

銀面がなめらかなスムースレザーであれば、レザースニーカー専用のお手入れ用品を使用するか、ビジネスシューズのような革靴とほぼ同じお手入れ方法で大丈夫です。

と言っても、普段、革靴のお手入れをしない人には謎だらけと思いますので、ここで、基本的なお手入れをご紹介します!

スニーカーケア sneakerscare.jp

スムースレザーのみで構造されたスニーカー

レザースニーカー専用のお手入れ用品を使用しない場合は、こんな流れでお手入れをします。

 

1.馬毛などのやわらかいブラシでスニーカー表面のホコリを払います。

2.スムースレザーに使用できるクリーナーで汚れを落とします。

3.スムースレザーに使用できる靴クリームで保湿と保革をします。

4.クリームをなじませるため、豚毛ブラシでブラッシングします。

5.乾いた布で乾拭きすれば完了です。

 

文字だけで見ると大変そうに見えますが、慣れてしまえば両足10分もかからずできてしまう単純な作業で、革の風合いや美しさを長持ちさせることができます。

 

気付きましたか?どこにもタワシは出てきていません(笑)

当然ながら、水道水でバシャバシャ洗うのはNGです。

 

スムースレザーのみ使用されているスニーカーであれば上述の通りでOKですが、スニーカーといえば、スムースレザーと起毛革(スエード)が混合されているものや、キャンバス地などのテキスタイルがメインのもの、1足に複数の素材が混合されているものが多いですよね。

そうなると、もう何を使ったらいいのやら…。

 

もちろん、素材に応じたお手入れアイテムをすべて揃えて、パーツごとにお手入れするのは大正解です。

でも、そんな面倒なことやろうとする人はなかなかいないはず。

 

なので、素材を選ばずお手入れできるアイテムを用意することをおすすめします!

〝スニーカーケア〟に特化した製品には、そんな画期的なアイテムが存在するんですよ。


 

タラゴ スニーカーケアシリーズ

タラゴ スニーカーケアシリーズ

異素材のスニーカーにおすすめのお手入れ手順の一例をご紹介します。

 

1.スニーカーダストリムーバーでブラッシングします。

長くてやわらかい化繊毛が隙間に入ったホコリも取り払います。

 

タラゴ スニーカーダストリムーバーブラシ

 

2.スニーカークリーナーで汚れを落とします。

様々な素材に使用可能なスニーカークリーナーを布やスポンジに取って汚れを拭き取ります。ここではスニーカートータルブラシを使うとより効果的です。

 

タラゴ スニーカークリーナー

 

3.保革・保湿のステップは、今現在ではやはり素材に応じたアイテムが必要となります。

スムースレザーにはスニーカーレスキュー、起毛には防水スプレーが効果的です。

 

 

4.スニーカープロテクターで防水ケアをします。

汚れが付着しにくくするためにも、防水スプレーは必須です。

 

タラゴ プロテクター

 

 

使用するアイテムが変わるだけで、基本的な革靴のお手入れとさほど違いはありません。

スニーカーを履く頻度が多い人は、スニーカーケア専用アイテムを揃えることをおすすめします!

スニーカー

チェック項目2.お手入れアイテムとの相性

自分のスニーカーが果たして皮革なのか合皮なのか、はたまたテキスタイルなのか、興味や知識がないと正直分からない人も多いかと思います。

ですが、大切なスニーカーを綺麗な状態で長持ちさせるためには、どんな素材で作られているかは知っておいて損はありません。

購入時にきちんと確認したり、靴箱の表記に目を通しておけば、よっぽどのことがない限りお手入れで失敗することは避けられるはずです。

 

素材ごとの使用を注意した方がいい一例がこちらです。

 

1.皮革製品に界面活性剤

皮革製品に使用可能と記載されているものを除き、界面活性剤系のクリーナーは革を乾燥させたり、傷みや色落ちの原因となる場合があります。

2.テキスタイルに溶剤系リムーバー

メタノールやアルコールといった溶剤系は、色落ちの原因になったり、プリント加工などを傷める可能性があります。

 

じゃあ、キャンバス地には界面活性剤のクリーナーを使えばいいんだ!ということになるのですが、100%安心というわけではないのが靴のお手入れの難しいところ…。

シミの例

シミの例

色移りの例

色移りの例

こちらの写真のように、使用可能と書かれていてもトラブルが起きる場合もあります。

原因は様々ですが、布地と芯を貼り合わせている接着剤がクリーナーを使用した際の水気で染み出しシミになるケースや、刺繍やプリントの色が移ってしまうケースなどが代表的です。

 

決してキャンバス地と界面活性剤の相性が悪いわけではなく、製造過程で使用された資材に反応してしまうことがあるからです。

せっかく準備したお手入れアイテムでこんなことになってしまうのはショッキングなので、必ず目立たない箇所でパッチテストすることをおすすめします。

タラゴ スニーカークリーナーでケア

チェック項目3.スニーカーの状態

お手入れ手順でブラッシングについて記載しました通り、靴のお手入れでブラッシングは非常に重要です。

ですが、スニーカーにキズや摩擦がある箇所を過剰にブラッシングすると、ダメージが悪化してしまうので要注意。

その他にも、亀裂部分に水分やクリーナーが浸透すると、亀裂を進行させる原因となります。

なので、お手入れ前にはスニーカーの状態を隅々までチェックし、愛情をもって大事に扱いましょう。

まとめ

 

スニーカーケアを成功させるには、

1.素材をよく知ること

2.お手入れアイテムをよく知ること

3.スニーカーの状態をよく知ること

 

に尽きます。

正しい方法とアイテムを把握すれば、より一層スニーカーに愛着も湧くこと間違いなしです!

 

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