【cozy.west_vol.01】カスタムに捧げた半生と、アブノーマルな魅力の原点。

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TARRAGOオフィシャルアンバサダーの素顔を読み解く新企画が発動!

スペイン・TARRAGO(タラゴ)社が製造・販売を手掛ける“TARRAGO”。

「品質の良さ」、「機能性の高さ」、「手軽に使える商品ラインナップ」を誇るシューケアブランドは、欧米を中心に流行中のスニーカーカスタムに特化した【スニーカーペイント】も開発している。

 

そんなTARRAGOには、全世界に数名しか存在しないオフィシャルアンバサダーがおり、2名の日本人アーティストも名を馳せている。

 

そのうちの1人であるcozy.westは、超越したカスタム技術で世界を席巻し続けているが、そのアブノーマルな魅力はベールに包まれており、世間ではあまり知られていない。

しかし、彼の発する周囲の人達を惹きつける言葉や存在感をどうにかして形として残したいと我々は考え、今回の企画に辿り着いた。

cozy.west sneakerscare.jp

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京都在住のスニーカーカスタムアーティスト。

国家資格の一級塗装技能士という肩書を活かした類を見ないパフォーマンスで、プロとしては25年以上のキャリアを誇り、日本でのスニーカーカスタム界のパイオニア的存在。

傑出した腕前とカリスマ性あるキャラクターでメディアにも多数出演し、著名人からのスニーカーや高級車のカスタム依頼が後を絶たない。

2021年からは、スペイン発のシューケアメーカー・TARRAGOの本国公認アンバサダーに就任し、日本総代理店である株式会社ルボウが全面的にサポート。

スニーカーカスタムには、TARRAGOの塗料『スニーカーペイント』が愛用され、ハイクオリティな作品を生み出し続けている。

果たして、cozy.westとは一体どんな人物なのか?

「Sneakerscare」公式サイトが、cozy.westに直接インタビューを遂行。カスタムに捧げた半生と、誰も知らない素顔に迫る!


 

自分のコレクションに大物が食いついてきた

―cozy.westは以前より、アーティストだった母親の影響で幼少期からアートに触れていたと公言しているが、どのようにしてスニーカーカスタムと出逢い、プロとしてのデビューを果たしたのだろうか?

「15年くらい前までは、今と違う名前でプロとして活躍していて、雑誌とかに載りまくっていたカスタマイザーだった。ラッパーのPVに俺の作品が登場したり。

94年のワールドカップで、サッカーメキシコ代表のゴールキーパーのホルヘ・カンポスが、自分で服やグローブをカスタムして身に着けているのを見て、その頃からスニーカーカスタムを始めたけど、スニーカーに限らず、車やバイク、なんでも塗ってた。

 

スニーカーカスタムがメインになったきっかけは、5年くらい前、仕事のために始めたインスタグラムに、たまたま自分のコレクションを載せたら日本の大物が食いついてきて、フォロワーが一気に増え始めた。

だから、この世界のパイオニアっていうのもそういう事実が証明していて。

それが日本のカスタムシーンに拡がって、『カスタムってなんやねん』って盛り上がった。

 

今でも、スニーカー以外のカスタムもやっている。バイク、車、なんでも依頼が来たらやってるで。今は高級車とかの修理がメインやけど。

インスタグラムはあくまでも、スニーカーカスタムアーティストとしての俺を載せているのであって、全部を載せているわけじゃない。最近でこそ、自分のプライベートを載せるようになったけどな。

ストリートで有名な人と絵を描いたりもしているけど、相手がSNSをしていない人だったら表に登場させへん。」

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―あらゆる方面でのカスタマイザーとして活躍していたcozy.westだが、あるきっかけで、スニーカーカスタムの世界で旋風を巻き起こすこととなる。

「3年くらい前までは、インスタに1年に1足載せるか載せへんかくらいのペースだったけど、今の塗馬鹿野郎一代のメンバーに『cozyさん、助けてくれ』ってお願いされたから、塗馬鹿というチームを作って、そこからは今のペースで作り続けている感じ。」

塗馬鹿野郎一代とは、『塗装で日本文化を盛り上げ、職人を育成し、未来につなげたい』というcozy.westの意志に賛同するメンバーが集ったスニーカーカスタム集団である。

彼らの活躍を取り上げた記事も、ぜひ一読していただきたい。

 

▼cozy.westと塗馬鹿野郎一代の関連記事はこちら

【スニーカーカスタム】cozy.westが8足同時プロデュースに成功


 

図工の先生に怒られながら描いた少年時代

―ところで気になるのが、cozy.westがリスペクトして止まないアーティストでもある母親の存在。一体どんな女性なのだろうか?

「おかんの描くアートもめちゃくちゃカラフル。おかんは明るくて、礼儀にめっちゃうるさい人。そういう面でも、おかんの影響を受けているかもしれんね。

子供の頃、住んでた家のシャッターに、ブワ~っとおかんの絵が描いてあった。

その影響で俺も絵ばっかり描く子供だった。ドラゴンボールとかアニメの絵から入って。

小さい時から絵が上手いとは言われていた。でも、当時から色彩感覚が優れていたかは分からん。

こないだ会った人に、“絶対色感”って言われたけどよう分からん(笑)。ほんまか?知らんやん、そんな言葉。

でも、確かに色のちょっとした違いは人より分かるし、色についての会話が他人とできひんからそうなんかな。

アートを勉強したことはない。ほんまに持って生まれたもの。

昔の職人は、こいつには何が向いているかって師匠が見極めはんねん。16歳で弟子入りした師匠に、『お前は塗装やれ』って言われて。昔からずっとそんな感じやった。」

―少年期から様々な出逢いがあったようだが、アーティストとしてのcozy.westを形成した人物は、母親以外にいるのだろうか?

「いない。地元が外部と接触がないような町やったから。ほんまに地図に載らへんようなスラム街みたいなところで。

みんな自由にやりたいことやっていて、そんな中で、俺はサッカーやりながら絵を描いたり、悪いことしてただけ。

強いて言うなら、おかんが毎月でっかいイラストレーターの本を買っていて、それを暇があったら見てた。

おかんが部屋で見てたから、俺はペンや絵具を持ってきて隣で描いてた。それを兄弟全員が見て育った。だから、兄弟も全員絵が上手い。

 

子供の頃は、やればやるほどなんでも賞を取って、全部海外に行った。

小学校とかで優秀だった作品は、全部海外に飛ばされんねん。で、戻ってけえへんから、自分の作品をもう一回見ることはなかった。

『架空の物語をイメージして描きなさい』とか言われて、図工の先生に怒られながら描いた作品が賞を取ったり。

筆で色をなじませなアカンとか先生は言うやん。でも、俺はどうしても爪楊枝で描きたかった。爪楊枝で描くとダマになるやん。

昔あったモコモコペンみたいな、あんな風に立体的にしたかったんやろな。」

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―そんなアーティスティックなDNAは、自身の子供達にもしっかり引き継がれている。

「俺の小学生の息子もやばい。ビックリする物を作る。普通の子供って、紙粘土で何かを作れって言われたら分かりやすい物を作るやん?

息子は、ヤギが草を喰ってる瞬間の顔面を作ったんやけど、めっちゃヤギやねん。どっからの角度から見てもヤギ。やばいくらいヤギ。

それは大事に何年も飾ってある。あれは凄かったな。」


 

TARRAGOを使っているのは「好き」だから

―今や数多くの傑出した作品でカスタム界を聳動させているが、cozy.westになる前身時代も含め、仕事として初めての作品はどんなものだったのか?

「プロとしてお金を貰いだしてからの作品だと、20歳くらいの時に地元のラッパーのPVで使う四輪バギーを一人で触らせてくれって言ったやつかな。めっちゃアンダーグラウンドな作品。」

―そんなプロのカスタムアーティストとしてのキャリアは25年以上となるcozy.westがTARRAGOと出逢ったのは、今から2年前のことだった。

「2年くらい前に、塗料のマニアから『使ってみて』って紹介されたのがTARRAGOのスニーカーペイントだった。

色んなカスタムの塗料を今でも試しに使っているんやけど、その中でもTARRAGOが一番しっくり来た。

ほんまに自分が好きっていうだけでTARRAGOを使っている。」

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―なぜ、TARRAGOのスニーカーペイントを好きになってくれたのだろうか?

「普通に良いって思った。

世間では、他のメーカーの塗料を使ったカスタムスニーカーが“不自然じゃないカスタムペイント”として評価されていたけど、プロの目から見たらそれは不自然にしか見えなくて、そういうのが評価される世界だったから、これまでは大して作らへんかった。

でも、それを見てられへんくって、俺が塗馬鹿にハウツーして、下手なヤツがどの塗料を使っても上手く塗れるように広めた。

そういうことをやっていく中で、『失敗するんですが、どうしたらいいですか?』って個人的に教えてほしいっていう人が増えて、そういう素人さんが失敗せえへんようにしてあげたい気持ちが強かった。それにベストなのがTARRAGOだった。

 

俺は、他のメーカーの塗料でも使いこなせるし充分なんやけど、素人さんに優しいのはTARRAGOだと思った。TARRAGOは失敗しにくい。色が染まりやすいし、なじみやすいし、乾燥しやすい。素人さんがストレスを抱えやすい部分がクリアしやすい塗料だった。

プロは『この色をこう使ったらいい』とか分析ができるけど、素人さんは分からへんねん。

例えば、コカ・コーラを買おうとして自販機に120円入れて、飲んだらコカ・コーラじゃないと困るわけやん。でも他のメーカーを使うと、コカ・コーラを買ったつもりが飲んだらコーヒーやんっていう感覚になってしまうねん。そうならずに、素直に表現することができるのがTARRAGO。」

―そんなTARRAGOのスニーカーペイントを使って、初めて作ったカスタムスニーカーは?

「オレンジのシェイクか、カモフラのズームフライト。」

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―このような異彩を放つデザインは、どのようにして思いつくのだろうか?

「それな、こないだのイベント(※阪急メンズ東京のポップアップ)でも聞かれたけど困んねん。一回一回切り替えたくて、全部忘れるようにしているから。

言葉やなくて、物を見たら分かるやろって考えやから。ベラベラ喋るのはアートでも何でもないやん。

簡単に言うたら、依頼してきたご本人様と会って、2~3ヵ月考えて思い浮かんだのがソレやから。それ以上でも以下でもない。

会える人なら直接会って、飯食って、遊んで、頻繁に連絡して、そこからイメージしたものを作品に反映させる感じ。ずっと作品のことを考えている。依頼者に会った瞬間から、『どんな人かな』って、そこから始まるから。」

 

※【展示イベント開催】cozy.westのカスタムスニーカーが、阪急メンズ東京に大集結!

【展示イベント開催】cozy.westのカスタムスニーカーが、阪急メンズ東京に大集結!

―頭の中でイメージした空想を形にすることは、一般人には到底不可能。どのようにして具現化しているのか?

「思ったことを形にするってできへんってよく周りに言われるけど、そんなこと言われても知らんやん(笑)。それは俺の感性なのか、何なのか自分でも分からへん。

色の見え方も人と違うから、黒が暗いとは思っていなくて。アーティスト達とは『黒こそが虹色や!』って会話をしたりする。周りは『は?』ってなるけどな。

空が常に7色に見えていて、紫外線が見えている感じ。それを実際に車とかをカスタムする時にプラスしている。でも、それを言葉にするのは難しいねん。感覚の問題。

 

世の中には現実的で、あること以上を膨らませへん人もいるからな。

でも、俺も何食っても旨いって言ってしまうから一緒やしな(笑)。目や耳は優れているけど、ベロに関しては全然アカン。」


 

カスタムのイメージが思い浮かばない時は、わざと失敗する。

―1つ1つの作品に精魂を注いで向き合っているが、作品を手掛けるにあたり、感性のコンディションはどのようにして磨かれているのだろうか?

「2~3ヵ月に1足のペースで作っている。昼でも夜でも、寝ずにずっとやっている。ずっと考えている。常にリュックに入れて持ち歩いてるから、思いついた時に作業する。

もちろん季節や天候は左右すると思う。俺は夏の晴れた日が好き。そういう日にインスピレーションを受けることが多い。

自然が好きだから海行ったり、山行ったり、空気が澄んでいる時間に行くと人もいないし、自分の世界に入れるから。動物も好きだから、愛犬に触れて感じたり。

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―どの世界でも、走り続ければスランプに陥ってしまうこともある。cozy.west流・スランプからの脱出方法を聞いてみた。

「俺はずっとスランプや。サッカー選手としてもハイクラスで競技してたし経験が長いから、スランプは何度も経験している。

人は平常心を保てへんからスランプに陥るやんか。色んなことを考えすぎて、本当の自分より先走ったり遅れたりするとスランプになるから、常に平常心で、例えば怪我をしていても、これは復帰した時にさらに強くなるためなんやと。そういうポジティブな考えやから。

死なん限り前に進むと思っているから。進む先で自分がどうなっていたいか。焦る時もあるけど、焦っても一緒やん。

 

もう一つは、わざと失敗する。カスタムのイメージが思い浮かばへんってなった時は、靴をバン!って刺激与えたら、そこからイメージがぶわっと出てくる。

その時に、ニューロンとシナプスが繋がっていくような感じで、頭の中でパズルがピタッとハマる時がある。

 

人が思っているネガティブはネガティブじゃないと俺は思うねん。それはマイナス思考なだけ。

ポジティブというのは、ネガティブがないとポジティブにならへん。俺はネガティブを経験したからポジティブもあるって分かるから。昔から色んなことがありすぎたから分かる。

 

成功者というか、アーティストやアスリートは、みんなネガティブからポジティブになった人。自分に厳しいから。

サラリーマン的な感覚の人は、時間が過ぎていけばそれでいい。家に帰れるとか、お金がもらえるとか、その感覚だけやんか。

ずっとサイクルが同じやけど、アーティストやアスリートは一瞬一瞬を生きているから、もうその感覚じゃないねん。でも、ほんまの恐怖はみんな知ってるんちゃう?

俺からしてみると、何も意見できひんとか、やりたいことがやれへんとか、そういう風になる方が怖いけどな。」


 

“アート”に逃げへんのが俺のやり方

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―最後に、cozy.westをリスペクトし、カスタムを始める人も増えているが、そんな人達へのアドバイスを。

「好きなように塗ったらいい。まず塗りたいなと思うことが大事やから、塗りたいなって言って塗ってほしい。

できれば、そこでTARRAGOを使えばダメージは減る。

やりたかったらやれ。やって現実を見て、うぬぼれずに凄い人を見て学んでいけば、成長できるからそれでいいと思う。子供と同じ感覚で、やりたいと思えることが大事。

それで俺を見てくれるのなら俺がアドバイスするし、辛口にはなるけど、ちゃんと言うことは言うし。

実際、素人集団だった塗馬鹿が、今では世間でズバ抜けて上手い集団になっているのは見て分かると思うねんけど、1年くらいであそこまで成長させたし、俺を追いかけてくれたら上手くなるよ。

 

弟子は取ってへんけど勝手に集まってきた。サブスクをやれって周りに言われたけど、俺はカスタムを広めたいという気持ちがあるだけやから、無料でインスタライブとかでハウツーをしてきた。

それで日本のカスタム界は一気に変わったんやけど、付いてきているヤツはズバ抜けて上手い。絵が上手いとかじゃなくて、元々こうだったのかと見間違えるように塗ることにこだわってるから、クオリティが違う。

初めはみんな派手なパフォーマンスを追いかけてガチャガチャにするけど、よく見たらアカンっていうのあるやん。履いた瞬間に割れたりしたら話にならへんやん。

スニーカーカスタムという分野に関しては、TARRAGOの塗料も良いし、俺の技術もズバ抜けてると自分で思っている。

 

素人さんでは色合わせは難しい。色というのは全部を混ぜていったら絶対灰色になるから、それが分かっていたら簡単にできんねんけど、素人さんのことを考えたらカラーバリエーションが多くないと優しくない。それをTARRAGOにお願いして、バリエーションを増やしてもらったから良かった。

塗馬鹿も『どう合わせたらいいですか?』って聞いてくるけど、そこでアートで逃げさせへんっていうのが俺のやり方。

アートって言ったら下手でも何でもアリになるやんか。そこに逃げへんのが俺らやから。」

アブノーマルでアウトサイダー…。cozy.westに対してそんなイメージを持つ人は多いかもしれないし、そのイメージは決して的外れではない。

しかし、その反面、非常に気遣い屋で繊細すぎる側面が、今の彼を形成し、周囲の人達に愛されていることをインタビューを通して知ることができた。

 

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▼cozy.westの関連記事はこちら

【Q&A】cozy.west&TARRAGOがスニーカーにまつわる質問にお答えします!

【展示イベント開催】cozy.westのカスタムスニーカーが、阪急メンズ東京に大集結!

cozy.westカスタムスニーカー作品 スニーカーペイント

cozy.westが、スニーカーの聖地に登場!

台風15号が接近し、不安定な空が広がっていた9/24(土)、25(日)の2日間。東京銀座・有楽町エリアに位置する阪急メンズ東京にて、タラゴの本国公認アンバサダーであり、カスタムアーティストのcozy.westさんの作品展示イベントが開催されました。

cozy.west sneakerscare.jp

cozy.west

 

京都在住のスニーカーカスタムアーティスト。

アーティストである母親の影響を受け、幼少期よりアートに触れて育つ。絶対色彩感覚の持ち主。

国家資格の一級塗装技能士という肩書を活かした類を見ないパフォーマンスで、プロとしては25年以上のキャリアを誇り、日本でのスニーカーカスタム界のパイオニア的存在。

傑出した腕前とカリスマ性あるキャラクターでメディアにも多数出演し、著名人からのスニーカーや高級車のカスタム依頼が後を絶たない。

2021年からは、スペイン発のシューケアメーカー・TARRAGOの本国公認アンバサダーに就任し、日本総代理店である株式会社ルボウが全面的にサポート。

スニーカーカスタムには、TARRAGOの塗料『スニーカーペイント』が愛用され、ハイクオリティな作品を生み出し続けている。

“男が大好きなモノしかない、男のためのべースキャンプ”をコンセプトとした阪急メンズ東京は、ヴィンテージから最先端のコレクションまで幅広いアイテムが揃い、日々ファッショナブルな男性たちがショッピングを楽しんでいます。

その8階フロアには、“スニーカーマニアが集う基地”をコンセプトとしたGINZA SNEAKER HILLSがあり、販売だけでなく修理やカスタマイズなど、スニーカーにまつわる多様なサービスが提供され、数多くの著名人も訪れる、いわばスニーカーの聖地とも呼べる場所。

その一角にあるonebyone=(ワンバイワンイコール)の展示スペースにて、cozyさんの作品が2日間限定でズラリと立ち並びました。

cozy.west スニーカーペイント

著名人がオファーした作品も集結!

過去にcozyさんが手掛けた作品が一堂に集結するのは、これが初めてのこと。

中には、吉本興業所属のお笑い芸人やバスケットボール選手がオファーした作品もあり、来場者達からもその圧倒的なクオリティの高さに驚きの声が漏れていました。

cozy.west カスタムスニーカー作品 スニーカーペイント
cozy.west カスタムスニーカー作品 スニーカーペイント
cozy.west カスタムスニーカー作品 スニーカーペイント

仙才鬼才・カスタムの常識を覆す作品達

カスタムスニーカーをイメージすると、どのような作品を思い浮かべますか?

筆者はこの世界を知るまで、ビビッドな塗料でスウッシュをカラーチェンジしたり、好きなアニメキャラクターを描きこんだり、なんとなく単純明快なデザインのものをイメージしていました。(決して、それがダメというわけではないですよ)

ところが、cozyさんの作品を見てからカスタムスニーカーのイメージが一新!

スニーカーそのものの形状を活かしつつ、元々のデザインが想像できなくなるほど、ひとつひとつに新たな命を吹き込まれています。

まるで水彩画のように繊細なタッチかと思えば、CG!?と見間違えるくらいに常軌を逸するデザインの数々は、わざわざ足を運んでも見る価値あり。

作品を見るたびに、“普段、自分が使っているスニーカーペイントと違う…”と思ってしまいますが、正真正銘、ほとんどの作品にタラゴのスニーカーペイントが使われています。

 

しかも驚くことに、作品をオブジェとして飾るのではなく、靴として機能することを前提として作られているので、着用しても大幅なダメージを受けることがありません。

まさに“動くアート”なのです。

cozy.west カスタムスニーカー作品 スニーカーペイント
cozy.west カスタムスニーカー作品 スニーカーペイント
cozy.west カスタムスニーカー作品 スニーカーペイント

作品の片隅にはcozyさんのメッセージが添えられており、作品を手掛けた経緯やコンセプトなどが綴られています。

誰も読み解くことのできないブラックホールな脳内を、少しだけ知ることができる貴重な体験を過ごされたのではないでしょうか。

25日(日)には、cozyさん本人が会場に足を運ばれ、来場者達との交流を楽しまれました。

当サイトでも紹介した“塗馬鹿野郎一代”のメンバーを始め、インスタグラマーや、スニーカー業界では知る人ぞ知る有名コレクターなど、主催者側もどよめくほどの顔ぶれが勢揃い。

来場者のインスタグラムを拝見すると、cozyさんから直接カスタムのアドバイスがもらえる機会もあったそうです。

cozy.westと来場者 スニーカーペイント

cozy.west(中央)と、スニーカーを精通したゲスト達

これを機に、カスタムスニーカーの輪が広がり、さらにcozyさんの作品が世界中に知ってもらえるに違いありません。

 

今回、イベントへ来場できなかった方は、cozyさんの作品をリアルで見ることはなかなか難しいですが、当サイトやインスタグラムでは随時アップされているので、ぜひチェックしてくださいね!

 

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cozy.westへのカスタマイズ注文依頼


 

ところで、“スニーカーペイント”って?

 

cozyさんも愛用しているタラゴ「スニーカーペイント」とは、顔料濃度が高いアクリル水性顔料のカスタム専用塗料で、強力な補色力・カバー力があり、湿気や乾燥、摩擦、屈曲等への耐久性に優れています。

スニーカーだけでなく、バッグやデニムなどにも使用でき、DIYを始めたばかりのビギナーさんでも大変扱いやすい仕様です。

 

スニーカーペイントを使った記事を参考にしてみてください♪

 

▲【ときめき♡】トートバッグをカスタマイズして、「身に着ける物がない」を卒業!

 

 

▲【大胆不敵!】ビルケンシュトックの定番サンダルを世界で1つだけのグリッターサンダルへ

 

cozy.westイベント情報【あのカスタムスニーカーがGINZA SNEAKER HILLSに登場!】

cozy.westの作品を見るチャンス! sneakerscare.jp

cozy.westの作品を見るチャンス!

銀座・有楽町エリアにある阪急メンズ東京の8階フロア「GINZA SNEAKER HILLS」内にあるone by one equalにて、タラゴアンバサダー・cozy.westさんの作品が展示されます!

 

滅多に見ることのできない世界が認めたカスタムスニーカーを間近で見るチャンスです。

“cozy's customize”に圧倒されながら、この夏を締めくくるのはいかがでしょうか?

 

【会場】

〒100-8488 東京都千代田区有楽町2丁目5番1号 8階

HANKYU MEN'S TOKYO  / GINZA SNEAKER HILLS「one by one equal」

【期間】

2022年9月24日(土)~25日(日) 11:00~20:00

【Q&A】cozy.west&TARRAGOがスニーカーにまつわる質問にお答えします!

2022/9/6 記事を更新しました。

今回は、TARRAGOオフィシャルアンバサダー・cozy.westさんとTARRAGOが、皆さまからの質問にお答えする企画です!

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cozy.west(コジー・ウェスト)

京都出身のスニーカーカスタムアーティスト

その圧倒的な腕前と持ち前のキャラクターで、関西のメディアにも多数出演しており業界では知る人ぞ知る存在

TARRAGO sneakerscare.jp

TARRAGO(タラゴ)

スペインに本社を置く製造・販売を手がけるシューケアブランド

品質の良さ、機能性の高さ、手軽に使える商品ラインナップを誇る

質問は、TARRAGO日本公式インスタグラムで募集しました。

スニーカーケアやスニーカーペイントの最新情報をお届けしているので、ぜひフォローしてくださいね。

 

@tarrago_japan

TARRAGO instagram

 

 

 

さっそくQ&Aにいってみましょう!


質問1.『スニーカーペイントの新色は、いつ発売されますか?新色が早く見たいです!!

▶回答者/TARRAGO

今回、一番多かったのが新色に関するこちらの質問です。

大変長らくお待たせしておりましたが…、7月中旬を予定しております!(変更する場合もあります)

新色は、全30色も増えるので、さらにペイントの幅が広がること間違いなしですよ。

追記:7月20日にスニーカーペイントの新色が発売されました!

新色についてまとめた記事もあるので、ぜひご覧ください♪

超有名メーカーのスニーカーを再現したコレクターズシリーズがすごい!!

 


質問2.『スニーカーペイントの新色の中でおすすめのカラーはありますか?

▶回答者/cozy.west

個人的に特別なものはないですが、以前から色の種類を増やすようタラゴへ要望を出しており、今回ようやく念願のカラーが増えました。

人気スニーカーによく使われる色を再現しやすい赤系やグリーン系、かゆいところに手が届くようなベージュ系、ワンポイントで使って個性をアピールできるネオン系など、使いやすいバリエーションが増えたので、一層カスタムがしやすくなると思います。

ビギナーさんには複数の色を混ぜ合わせる調色が難しいので、これまではタラゴ スニーカーペイントに手が出せなかった人でも、調色なしでイメージに近い色を出せるようになるはずなので、ぜひ使ってほしいですね。

 

▶回答者/TARRAGO

特に注目なのは、#952.クールイリデッセント#953.ウォームイリデッセントです。

Iridescent=虹色、真珠光沢、玉虫色の意味を持つカラー名通り、光の加減や見る角度で色が変化する変わり種なのです。

白スニーカーに塗布すると、とても綺麗に発色して目立ちますよ。

#952.スニーカーペイント クールイリデッセント sneakerscare.jp

#952.クールイリデッセント

#953.スニーカーペイント ウォームイリデッセント sneakerscare.jp

#953.ウォームイリデッセント


質問3.『タラゴ「スエードヌバックダイ」(染料)は、今後日本での発売予定はありますか?

▶回答者/TARRAGO

日本での発売予定は今のところありません。

代わりに日本では、サフィールダイフレンチリキッドをおすすめしております。

欧州の高級シューメーカーでも愛用されているプロ仕様のアルコール染料に、cozyさんも大絶賛されていますよ!

こちらは、公式オンラインストアShoesLife Storeで販売されているので、スニーカーペイントを極めたい人は、ぜひ試してみてください。

 

サフィール ダイフレンチリキッド

cozyさんに、スニーカーペイントとダイフレンチリキッドの使い方をレクチャーしていただいた動画はこちらです!

【プロの技公開】スニーカーをカスタムするなら染料を使うのが常識!【cozy.west直伝】


質問4.『海外で発売されているスニーカーペイントの大容量ボトルは日本で販売されないのですか?白、黒、赤、緑など、よく使う色の大容量が欲しいです。

▶回答者/TARRAGO

今のところ予定はありませんが、ニーズが多かったら実現させたいと思っているので、ぜひタラゴ スニーカーペイントをどんどん拡散してください!


質問5.『経年劣化やキズなどに有効な商品はありますか?

▶回答者/TARRAGO

フィリングペースト sneakerscare.jp

キズ隠しには、「フィリングペースト」

スムースレザー・合皮製品全般、ゴム底、ゴム製のミッドソールの深いキズ・穴・ひび割れなどを埋める補修用の柔らかいパテです。

 

公式オンラインストア『ShoesLife Store』

楽天ショップ『Prime Avenue』

Yahoo!ショップ『Prime Avenue』


質問6.『スニーカーの接着剤を発売してほしいです。

▶回答者/TARRAGO

リクエストありがとうございます!

今のところ予定はありませんが、前向きに社内で検討させていただきます。


質問7.『ソフトメイカーを使ってメッシュを塗ったのですが、剥がしたい時はどうすればいいですか?

▶回答者/TARRAGO

コンディショナー sneakerscare.jp

「コンディショナー」である程度落とすことはできますが、繊維の奥まで浸透してしまったものは落としづらくなります。

 

公式オンラインストア『ShoesLife Store』

楽天ショップ『Prime Avenue』

Yahoo!ショップ『Prime Avenue』

 

 

タラゴ ソフトメイカー sneakerscare.jp

ちなみに、タラゴ スニーカーペイント ソフトメイカーとは、スニーカーペイントを布地へ使用する際に混合する添加剤です。

塗った表面を柔らかく柔軟に保つことで定着を高めるので、トートバッグやデニムなどにペイントしたい時の必須アイテムです!

 

公式オンラインストア『ShoesLife Store』

楽天ショップ『Prime Avenue』

Yahoo!ショップ『Prime Avenue』


質問8.『ペイントする際に塗りムラがないように塗るには、どうすればいいですか?筆の問題でしょうか?

▶回答者/cozy.west

YouTubeで詳しく話しているので、そちらを観てください!

 

 

【ペイント編】有料レベル!「教えすぎ」と注意されたスニーカーカスタムのテクニック大公開!【タラゴスニーカーペイント】


質問9.『グリッターの使い方をYouTubeで配信してほしいです。失敗しない方法や裏技はありますか?

▶回答者/TARRAGO

リクエストありがとうございます!製作させていただくので、しばしお待ちくださいませ。

▶回答者/cozy.west

全体をギラギラしたゴールドにしたいなら、ベースにスニーカーペイントの#503.ゴールドを塗ると目を埋めやすいです。

 

スニーカーペイント

追記:YouTubeに動画をアップしました!

【プロのテクニック教えます】ビルケンをカスタムして、この夏は派手に乗り切る!【スニーカーペイント】


質問10.『スニーカーペイントをミッドソールに塗って、剥がれにくくする方法はありますか?

▶回答者/TARRAGO

スニーカーペイントを塗布する前に、軽くサンドペーパ―(紙やすり)で表面を削ってください。

粒度は800番手がおすすめです。

ペイント塗布後は、しっかりと仕上げ剤で色止めしてくださいね。

グロスメイカー sneakerscare.jp

グロスメイカー

マットメイカー sneakerscare.jp

マットメイカー

コーティング うすめ剤 sneakerscare.jp

コーティング うすめ剤


質問11.『スエードスニーカーの汚れの落とし方を教えてください。

▶回答者/TARRAGO

スニーカー専用アイテムを使うと効果的です。

表面に付着したホコリなどは、「スニーカー ダストリムーバーブラシ」でブラッシングして払い落します。

 

ダストリムーバーブラシ 

 

汚れ落としには、スニーカークリーナーWASC!など、スニーカーのために開発された製品がありますが、

それ以外ではユニバーサルクリーナーのような、様々な素材に適応できる万能クリーナーもタラゴにはあるので、汚れ具合や好みに合わせてお選びください。

 

ユニバーサルクリーナー

 

使用方法は製品によって異なるので、YouTube動画をご参照ください!

▼こちらの記事でお話しましたが、スニーカーの丸洗いにはデメリットがあるので、くれぐれもご注意くださいね。

【後悔先に立たず】スニーカーの丸洗いには、くれぐれもご注意を。


質問12.『cozyさんは、基本関西で活動されていますか?その理由は?

▶回答者/cozy.west

関西で活動しています。単に、地元だからです。


質問13.『スニーカーイベントなど、タラゴの出演予定はありますか?ぜひ、会場で交流したいです!

▶回答者/TARRAGO

残念ながら今のところ予定はありません。

もしイベントの開催が決定したらお知らせするので、その際はぜひお会いしましょう!


質問14.『他商品からタラゴに乗り換えましたが、とても塗りやすくて色乗りが違います!他商品との違いを知りたいです。

▶回答者/cozy.west

タラゴ スニーカーペイントは、顔料の粒子が細かいので染まりやすく、膜厚をつけにくいのが最大の特長。

これからカスタムを始める人にもメリットが多く、使いやすいのでおすすめしています。


質問の他に、温かい応援メッセージも届いたのでご紹介します。

 

『世界一の塗料メーカーが狙えます!日本のカスタム界を世界に発信させましょう!』

 

▶TARRAGO

スニーカーカスタム自体がとてもニッチな世界ですが、タラゴはその面白さを拡散する力を秘めているブランドです。

海外では有名なブランドですが、スニーカーペイントのクオリティの高さについてはあまり知られていません。

そんな中でも、ファンになってくださった方々には心から感謝しています!

タラゴのスニーカーペイントが世界一と認識されるほどに成長することを期待していてください!

 

▶cozy.west

日本の良さは、技術力の高さ、細かい気遣いができるところのはずです。

ですが、僕からすると今の日本の風潮は、スニーカーカスタム界も同様で愛があるとは思えない。それは、今の日本人の心を映し出していると思います。

カスタムスニーカーを通して古き良き大切なものをもう一度思い出し、新しい素晴らしいものをどんどん取り入れ、未来ある日本に向けて希望を見出せるよう僕は変わらずやっていきます!

 

 

皆さま、たくさんのご質問ありがとうございました!

質問コーナー以外にも、面白いコンテンツを作っていきますので

ぜひ@tarrago_japan公式インスタグラムをフォローして、第2弾を楽しみに待っていてください♪

 

@tarrago_japan

TARRAGO instagram

 

cozyさん、ご協力いただきありがとうございました!!

 

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